ART TRACE GALLERY

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戸田尚克「ささらぐ」

Sanekatsu TODA "Ripple"

2024年8月3日(土)-8月26日(月) 12:00-19:00 会期中無休
August 3 -August 26, 2024 12:00-19:00 Opens everyday throughout the period

 

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ささらぐ #1 / 2024年 / 900mm x 900mm / 和紙、鉄粉、コンテ

関連イベント

★Anti-Trenchによるライブパフォーマンス Poetry Performance by Anti-Trench
開催日:2024年 8月18日(日)
開催時間:14時00分から14時40分まで、18時00分から18時40分まで 計2公演

詩人・向坂くじらとGt.クマガイユウヤの朗読ユニット Anti-Trench によるライブパフォーマンス。

向坂くじら 詩人。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。朝日新聞、共同通信社配信の各地方紙、他雑誌などに寄稿。教育の分野でも活動し、各所で詩の出張授業を実施するほか、2022年埼⽟県桶川市にて「国語教室ことぱ舎」を自ら創設する。 クマガイユウヤ ギタリスト、コンポーザー。 セッションミュージシャンとして幅広くジャンルレスに活動するだけでなく、ソロプロジェクト・THE NAAVなど、各所で精力的に活動中。BMSG所属アーティスト・Novel Coreのバンドメンバー。

Poetry performance by Anti-Trench, consisting of poet Sakisaka Kujira and guitarist Kumagai Yuya.

トークイベント:ゲスト 美術批評家 近藤亮介 Talk Event
開催日:2024年8月18日(日)
開催時間:17:00 - 17:50

美術批評家の近藤亮介氏とのトークイベント。

近藤亮介
 1982年大阪市生まれ。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン美術学部(The Slade School of Fine Art)卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。ハーバード大学デザイン大学院(Harvard Graduate School of Design)フルブライト客員研究員、東京大学教養学部助教を経て、現在、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科非常勤講師。
 専門は美学芸術学・ランドスケープ史。日英米の芸術・造園の研究を軸に、理論と実践の両面からランドスケープを生活環境として読み解く活動を展開。近年の編著・翻訳に『セントラルパークから東京の公園を見てみよう』(公益財団法人東京都公園協会、2023年)、ロバート・スミッソン著「フレデリック・ロー・オルムステッドと弁証法的風景」(『美術手帖』7月号、2022年。平倉圭氏との共訳)など。また、近年の企画・キュレーションに「アーバン山水」(kudan house、2023年)、「それぞれの山水」(駒込倉庫、2020年)など。

Talk event with art critic Ryosuke Kondo.

 戸田はこれまで、「場に付随する記憶」と「その場の複層性」を、インスタレーション、写真、映像といったメディアを通して視覚化を試みてきました。本展示では、浅草にかつて存在した凌雲閣、東京スカイツリータワーを着想点とした映像作品(2022年5月ドイツ、アイゼナハにて発表)を起点に、詩人やギタリストといった他分野のアーティストを交えたインスタレーション作品を展開します。映像作品に加え、浅草凌雲閣があったとされる地域や墨田区地域で採取された「街の拓本」を用いて制作された平面作品12点も展示されます。「風景」というものが客観的で、主体と距離を持った存在―単なる視覚的情報として処理される存在―ではなく、個人の内に内包された主観的なものでありつつも、そこに他者の存在も混ざり込む、有機的なものであることを提示します。

Toda has been attempting to visualize "memories associated with a place" and "the complexity of that place" through various media such as installations, photography, and film. Starting from a video work inspired by the Ryounkaku that once existed in Asakusa and the Tokyo Skytree Tower (presented in May 2022 in Eisenach, Germany), this exhibition will unfold with installation works involving artists from other fields such as a poet and a guitarist. In addition to the video work, twelve flat works created using "frottages of the streets" collected from the area where Ryounkaku in Asakusa was once located and the Sumida region will be exhibited. It aims to present "landscapes" not as purely objective entities with a distance from the subject—mere visual information—but as subjective elements encapsulated within individuals, intertwined with the presence of others, representing an organic entity.

作家略歴

戸田尚克

1995 東京出身
2022 東京芸術大学 美術研究科 彫刻専攻 修了
2022-24 同大学大学院美術教育研究室 教育研究助手

展示:
2024. 01 「風景の中で私を見つける方法 Sanekatsu Toda + Ayako Tanaka」(天王洲セントラルタワー、東京)
2023. 04 「Terrace Mall Shonan ART Exhibition テラスアート2023」(神奈川、湘南)
2022. 09 「16th ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2022」
2022. 05 「übersetzen」(アイゼナハ、ドイツ)
2021. 10 「WIEDERSEHEN an der FASSADE ‐ファサードにて‐」(ゲーテ・インスティトュート東京、東京)
2021. 10 「Plakatwand Projekt der Klasse Löbbert」(ミュンスター、ドイツ)
2019. 08 「Bridge」(ベトナム、ホイアン)
2018. 03 「ATAMI_ART_WEEK_2018」(静岡県、熱海市)

1995, Born in Tokyo, Japan
2022, Graduated Tokyo University of the Arts, Master of Fine Arts in Sculpture
2022-24 Research Associate of the Art Education Course in Tokyo University of the Arts

January, 2024 風景の中で私を見つける方法 Sanekatsu toda + Ayako Tanaka / Tennoz Central Tower, Tokyo
April, 2023 Terrace Mall Shonan ART Exhibition Terrace Art 2023 / Shonan, Kanagawa
September, 2022 16th ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2022 / Marunouchi, Tokyo
May, 2022 übersetzen / Eisenach, Germany
October, 2021 WIEDERSEHEN an der FASSADE / Goethe Institute Tokyo, Tokyo
October, 2021 Plakatwand Projekt der Klasse Löbbert / Münster, Germany  
August, 2019 Bridge / Hoi An, Viet Nam   
March, 2018 ATAMI_ART_WEEK_2018 / Atami city, Shizuoka prefecture



有原友一「より‐たどり」

Yuichi Arihara “Twist-Trail”

 

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2024年7月6日(土)-7月28日(日) 12:00-19:00 木曜休廊
July 6 - July 28, 2024 12:00-19:00 closed on Thursday

 

★ギャラリートーク
開催日:2024年7月20日(土)
開催時間:19時00分から21時00分まで

予約、参加費は不要です。ご自由にご参加ください。
※内容は変更となる場合があり、その場合はSNSにてお知らせいたします。
 

★Gallery Talk
July 20, 2024 19:00-21:00

 

より‐たどり

より‐たどり / キャンバス・油彩 / 33.3 x 24.2cm / 2023-2024

 

 

(もので)何かを作るために、わずかにでもいいので、
行為に対しての、なにかしらの響き、反応を得たい
(また、それに対する自分の反応を知りたい)
絵を描くということの中でも、そういうやり取りによって
方向が見えてくるようなことを期待し制作しています

 

 

作家略歴

有原 友一 / Yuichi Arihara

https://www.instagram.com/yuichiarihara
https://x.com/u1ar1

主な展覧会
「二つの自然」 / PORT ART&DESIGN TSUYAMA / 岡山 / 2020
#08 絵画へ向けて / アズマテイプロジェクト / 横浜 / 2019
第四回「組立」 / HIGURE 17-15 cas / 東京 / 2012 等

個展
ART TRACE GALLERY (2005年以降、各期ごとに展示)



ようだまい 個展 「しましま」

Mai Yohda  solo exhibition “stripes”

2024年6月9日(日)~6月30日(日) 12:00-19:00  水曜休廊 
June 9-June 30, 2024 12:00-19:00  closed on Wednesday 

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しましま/2024年/455mm×380mm/アクリル・キャンバス

特に惹かれるのはしましまのフェンス 
人の生活にとけこむ野良猫や
黄色い花 道路の白線 赤い三角コーン 
四角がいっぱいの自分の名前
日々通る道や関わる人々に影響を受けながら制作している

自分の居る世界の境界線を曖昧にすること、或いは取り払おうとすることで自分の在り方を探っていきたい。

作家略歴

ようだまい

埼玉県出身
2019年 女子美術大学大学院博士前期課程洋画研究領域修了
2017年 女子美術大学洋画専攻卒業

個展
2022年5月 ART TRACE Gallery(両国)
2017年9月 Gallery b.Tokyo(京橋)
2017年7月 誠文堂ギャラリー(相模原)

グループ展
2024年 立ちあがるかたち (ART TRACE Gallery/両国)
2024年 手紙のよみかた (ART TRACE Gallery/両国)



五味 良徳 個展

GOMI Yoshinori solo exhibition

五味 良徳 GOMI Yoshinori

 

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2024年5月13日(月)-6月2日(日) 12:00-19:00 水曜休廊
May 13 - June 2, 2024 12:00-19:00 closed on Wednesday

 

身体に違和感のある私

身体に違和感のある私 / 木のパネルにジェッソ、鉛筆、油彩 / 78cm×55cm / 2019-2024

 

 

ものの有るような無いような存在のあり様を表現するために、ものや人(体)を描いています。
今回の展示では、人(体)を描いた作品がメインになります。

 

 

作家略歴

五味 良徳 / GOMI Yoshinori

https://www.facebook.com/profile.php?id=100046039838721

1967年 山梨県生まれ
1995年 多摩美術大学大学院修了



陶野玲美「ぎこちない深呼吸」

Tohno Remi "Awkward deep breath"

2024年4月14日(日)-2024年5月6日(月) 12:00-19:00 木曜休廊
April 14 -May 6, 2024 12:00-19:00  closed on Thursday

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張りつく薄い寂しさ / 2023

穏やかな朝を過ごしたけれど、あとはずっと寂しかった。
old townがとても混んでいて、自分だけがひとりなのだと思ったらたまらなく寂しかった。
早くレジデンスに戻ろうと急いで帰った。写真を1枚も撮らなかった。

帰り道で「もう日本に帰ろうか」と思った。いつも逃げたくなる。
抗うように深く息を吸う。

ぎこちない深呼吸だった。

作家略歴

陶野玲美

1992年東京都生まれ。

2015年女子美術大学短期大学部造形学科、2021年グラスゴースクールオブアート彫刻科卒業。現在は東京を拠点に活動。
不安やトラウマなどパーソナルな感情から普遍性を探すことをテーマに、写真・インスタレーションを中心に制作。

https://www.remitohno.com
https://www.instagram.com/remi_nasu/



貝和 由佳子「地のコンディション」

Ground Condition

貝和 由佳子 Yukako Kaiwa

 

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2024年3月23日(土)-4月7日(日) 12:00-19:00 会期中無休
March 23 - April 7, 2024 12:00-19:00 Opens everyday throughout the period

 

 

貝和由佳子「地のコンディション」

 

 

思いついた言葉とそれを表す見える状態の何かの組み合わせで、思っていることや考えていることに気づくという姿勢で作りました。

 

 

作家略歴

貝和 由佳子 / Yukako Kaiwa

千葉県在住



壁と絵画

The Wall and the Painting

松井 勝正 Katsumasa Matsui
境澤 邦泰 Kuniyasu Sakaizawa

 

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2024年2月16日(金)-3月12日(火) 12:00-19:00 木曜休廊
February 16 - March 12, 2023 12:00-19:00 closed on Thursday

 

関連イベント
★アートトレイスギャラリーの20年

開催日:2月23日(金)
開催時間:19時00分から21時00分まで
詳細はこちら

★制作現場から考える壁と絵画
開催日:3月2日(土)
開催時間:19時00分から21時00分まで
詳細はこちら

★ホワイトキューブ以後の壁と絵画
開催日:3月10日(日)
開催時間:17時00分から19時00分まで
詳細はこちら

特設ページ
https://www.kuniyasusakaizawa.com/kabetokaigahome

 

No.233ART-TRACE-GALLER

No.233 / キャンバスに油彩 / 52cm×67cm(下辺)×63.5cm(上辺) / 2019-2020

 

 

前衛絵画の前線とは今どこにあるのだろうか?そして現代の絵画が取り組むべき課題とその可能性とは何だろうか。戦後の前衛芸術を牽引するメディアだった絵画は、ミニマル・アートやコンセプチャル・アートによって制度的な批判の対象となり、ニューペインティング以後にマーケットに対応したメディアとして復活した。そうしたねじれた歴史を経て現在、前衛芸術としての絵画の位置付けは曖昧なものになっている。

そうした状況を踏まえ、当企画では境澤邦泰とアート・トレイスの活動をひとつの事例として 、現代における絵画のあり方を「壁」という制度論的な側面と「絵画」の造形的な側面の両面から総合的に考えたい。境澤の仕事は、白い壁と白いカンヴァスという絵画の制度を外的内的に支える理念を、解体し、再構成していくような作業として捉えられる。そこには、絵画の豊かな伝統とともに絵画に課せられた課題を歴史的に検証していく作業が存在している。また、アート・トレイス・ギャラリーで実践されている作家たちによる展示空間の共有という試みは現代における芸術の自立的なあり方を考えるためのモデルとなるだろう。当企画で示される実践と理論が、これからの絵画を考える指標になることを目指したい。

 

 

作家略歴

松井 勝正 / Katsumasa Matsui

主な論考
「形と色のパラドクス――マティスの原理」『ユリイカ 2021 年 5 月号 アンリ・マティス特集』⻘土社、2021 年
「ロバート・スミッソンのエントロピーの美学」『ART TRACE PRESS 05』、2019 年
「風景の脱生命化:《standstill》について」『視点と視点 Venue Issues』、2019 年
「断絶と経験:いくつかの作品に関する印象批評」『引込線 2017』、引込線実行委員会、2018年
「壁に書かれた暗号--バロックのインターフェイス」『インターコミュニケーション 65 号』、NTT 出版、2008 年 5 月
「瀧口修造のスケッチブック:批評的読解」『多摩美術大学研究紀要 20』、2005 年
「クレーの表現主義の思想」『issues5 号』、2002年

編著・共著
『美術批評集成 1955-1964』熊谷伊佐子、林道郎、藤井亜紀、松井勝正、光田由里編著、藝華書院、 2021年(共編)
『政治の展覧会:世界大戦と前衛芸術』、 EOS ART BOOKS、2020年(共著)
『⻄洋近代の都市と芸術 7:ニューヨーク―錯乱する都市の夢と現実』、竹林舎、2017 年(共著)
『現代アート 10 講』田中正之編 武蔵野美術大学出版局、1917 年(共著)

展覧会(アート・ユーザー・カンファレンスの活動)
2002年6月 「ジェネラル・ミュージアム:コラージュ・カムフラージュ/Dis cover」(八王子市郊外の森)
2021年10月「ジェネラル・ミュージアム:墓」 美術館堆肥化計画 2021(colere-ON)2022年3月 (⻘森県立美術館)
2017年12月「未来芸術家列伝 IV:オーダーと第一次世界大戦」(⻘山 | 目黑)
2017年10月「未来芸術家列伝 IV:宇宙と貨幣」(S.Y.P Art Space)
2015年4月 宮城でのアース・プロジェクト:Robert Smithson without Robert Smithson (風の沢ミュージアム)

 

境澤 邦泰 / Kuniyasu Sakaizawa

https://www.kuniyasusakaizawa.com

主な個展
1998年3月 鎌倉画廊 (銀座)
2001年1月 鎌倉画廊 (鎌倉)
2005年6月 Art Trace Gallery (両国)
2006年7月 A-things (吉祥寺)
2009年7月 Art Trace Gallery (両国)
2011年9月 A-things (吉祥寺)
2012年6月 Gallery G-fal (武蔵野美術大学付属ギャラリー)
2012年9月 鎌倉画廊 (鎌倉)
2012年11月 Art Trace Gallery (両国)
2016年5月 鎌倉画廊 (鎌倉)

主なグループ展
2004年5月 — edges— 境澤邦泰 堀由起子 鎌倉画廊(鎌倉)
2006年9月 第三回府中ビエンナーレ「美と価値」府中市立府中市美術館(府中)
2009年5月 「サイボーグの夢」 長沢秀之企画(Art Trace Gallery 両国)
2010年10月「組立」vision’s (人形町 阿佐ヶ谷美術学校協賛)
2013年3月 「世界の重さ、最初の手」松浦寿夫企画(なびす画廊 銀座)
2016年10月「絵画の体験を考える」(ART TRACE GALLERY 両国)
2017年8月 「On Illusion」( Cuchifritos Gallery, New York)
2023年8月 「The Rip Current」(NV Showroom, Los Angeles)
2024年2月 「世界は降りかかるもののすべてである」府中市立府中市美術館(府中)



立ちあがるかたち

Forming multi dimensions

一条 美由紀 Miyuki Ichijo
植野 智子  Tomoko Ueno
五味 良徳  Yoshinori Gomi
下重 佳世  Kayo Shimoju
陳 璟    Chen Ching
土屋 祐子  Yuko Tsuchiya
百瀬 陽子  Yoko Momose
諸岡 亜侑未 Ayumi Morooka
ようだ まい Mai Yohda

 

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2024年2月4日(日)-2月13日(火) 12:00-19:00 会期中無休
February 4 - February 13, 2024 12:00-19:00 Open everyday

 

立ちあがるかたち

 

 

表現が立体に立ち上がってきた時、素材や技法、重力や空間への関わりが、作り手と作品との間に生じます。その中で、考えること・選ぶこと・影響される事について自分自身に問いかけながら、9人の作家が作品を作りました。

参加作家たちが普段制作しているものは、油絵や日本画などの絵画、ドローイング、版画、陶や粘土や箱庭制作と多岐に渡っていますが、本展では「立体作品の制作」に光を当ててギャラリー空間を構成します。

それぞれの作家たちは、三次元に立ちあがるかたちとどう関わってみたのか。ご高覧いただけると幸いです。



手紙のよみかた

Reading The Letter

タイ イフィ    Tai Yi Fei
田尻 健二     Kenji Tajiri
中谷 真理子    Mariko Nakatani
原 実音      Mio Hara
前川 加奈     Kana Maekawa
宮城島 万莉子   Mariko Miyagishima
百瀬 陽子     Yoko Momose
諸岡 亜侑未    Ayumi Morooka
ようだ まい    Mai Yohda
渡辺 伸      Shin Watanabe  

 

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2024年1月22日(月)-1月31日(水) 12:00-19:00 会期中無休
January 22 - January 31, 2024 12:00-19:00 Open everyday

レセプションパーティー/Reception party
2024年1月28日(日) 17:00から
会期中に同時進行するおえかき連想ゲームも展開中。どなたでも参加できます。

人との関わりの中で、伝えたいことを意図したように伝えることは常に不確定で思うようにならないものです。この企画は、"展示作家間で順番に送る手紙"と"手紙から想起した造形表現"によって、伝達するときに生まれる歪みや不可抗力を、アナログなやり方で前向きに捉えてみようという試みです。

制作手順にはゲーム性を取り入れました。
<手順>
① 作家間で順番を決める。
② 始めの人はお題をくじで決める。
③ お題から考えたことを手紙に書き、次の人に郵送する。
④ 2番目以降の人は、届いた手紙から思い浮かんだことを新しく手紙にして郵送する。
⑤自分が関わった手紙(又はお題)の内容をきっかけに、各自で即興的に作品制作をする。
<ルール>
・自分の作品は展示日まで秘密にする。
・手紙は、展示日から全員に初披露する。

手紙を受け取った各作家は、自分に届いた手紙をどうよむのか、どう扱って作品制作の起点にできるのか模索しながら、次の作家に伝える言葉を探します。そうして見つけた言葉を手紙に書いて送ったら、この一連の流れを踏まえて自身の制作を始めます。受け取った手紙に返信はせず、書かれた内容について作家間でやりとりすることも避けて制作は進んでいきます。
展示が始まり全てが開かれた時、それぞれの手紙に対する解釈の豊かさ、思いもよらない変化のすがたが浮かび上がってくるかもしれません。さて会場ではどのような表現が紡がれるのでしょうか?

小展示室では、会期中に同時進行していくおえかき連想ゲームも展開していきます。どなたでも参加できますので、ぜひ気軽に足をお運びください。

企画 百瀬陽子



作家がつくるギャラリー ART TRACE GALLERY 2022-2025

Gallery created by artists ART TRACE GALLERY 2022-2025

有原友一 一条美由紀
 植野智子
釆奈菜子 神谷たお
 五味良徳
佐藤岐夜美 下重佳世 田中綾子
チン・ケイ+タイ・イフィ
土屋祐子 戸田尚克 中谷真理子
西山功一 原実音 Liaoliao.Pan
古川丈人 前川加奈 宮城島万莉子
ようだまい 渡辺伸

 

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2024年1月4日(木)-1月19日(金) 12:00-19:00 会期中無休
January 4 - January 19, 2024 12:00-19:00 Open everyday

 

作家がつくるギャラリー ART TRACE GALLERY 2022-2025

 

 

ART TRACE GALLERYは、2024年夏に設立20年を迎えます。2年ごとにメンバーの入れ替わりもありつつ作家同士で運営していくという形式で、墨田区両国にスペースを維持し続けてきました。このたび第9期の終了と10期のスタートにあたり、両期のメンバー有志によるグループ展を開催いたします。(本展は約1ヶ月半、3回にわたる連続グループ展の1回目となります)
ずっと参加しているもの、離れていき、また戻ってくるもの、新しく加わるものなど多種多様な参加の形で構成されているギャラリーですが、期ごとの作家により微妙に形を変えつつ活動していくギャラリーとして、節目となる今回のメンバー紹介展をぜひご高覧いただければ幸いです。



宮城島 万莉子「ある日のこと」

Mariko Miyagishima "a day in the life"

 

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2023年12月8日(金)-12月25日(月) 12:00-19:00 木曜休廊
December 8 - December 25, 2023 12:00-19:00 closed on Thursday

 

あゆむ牛 / 小松石 / w700×d1115×h1080mm / 2023

あゆむ牛 / 小松石 / w700×d1115×h1080mm / 2023

 

 

呼吸、鼓動、ちょっとした伸びなど、日々を生きるためのなんてことはない動きに惹かれます。
走ったり飛び跳ねたりするとは違う、溶岩がゆっくりと動き出すような、目を凝らさなければ消えてしまうような動きから、命の強さや、流れる時間を感じるのだと思います。
石を彫っていると、生と死の循環や、また自分もその一部であることを感じることができます。
人と自然とのほどよい距離感を探りながら、微かな動きを表そうと石を触ります。

 

 

作家略歴

宮城島 万莉子 / Mariko Miyagishima

https://mariko-miyagishima.com/
https://www.instagram.com/miyagishima_mi/

1992 千葉県生まれ
2017 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
2019 東京藝術大学美術研究科彫刻専攻 修了

展示
2013 小平アートサイト「会いにくる美術」 小平中央公園
2014 小平アートサイト「GATE」 小平中央公園
2015 富士見湯健康美術館「溶夏」 富士見湯健康セントー
2016 「ISSSSM group exhibition」 ballond'essai latte & artgallery
   「Stone&Women3」 いりや画廊
2017 「武蔵野美術大学卒業制作展」 武蔵野美術大学
   「延岡 アーティスト in レジデンス」 宮崎県延岡市
2018 「ぶらまちアート2018歴史・町・広島竹原藝術祭」 町並み保存地区
2019 「東京藝術大学修了作品展」 東京藝術大学
2022 「Independent Tokyo2022」 東京ポートシティ竹芝
   「助手・助教展2022」 武蔵野美術大学
   「Path-軌跡-2023」 GALLERY ART POINT



Dance Notation ダンス・ノーテーション ~踊り描く楽譜~ 

Dance Notation
Ree 理咲子/石川潤  Ree /Jun Ishikawa

 

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2023年11月10日(金)-11月23日(木・祝) 12:00-19:00 休廊なし
※ただし、11/18は17時まで。(17時以降はパフォーマンス公演のため予約者のみ入室可能)

November 10 - November 23, 2023 12:00-19:00 open everyday
※However, 11/18 until 17:00 (Due to the performance, you can enter the room after 17:00 by reservation.)

 

Ree在廊日 : 11・16・17・19・23日
潤在廊日 : 17日
Meet the artist : 11th,16th,17th,19th,23rd

 

 

★公開リハーサル/Rehearsal  
2023年11月10日(金) 19時00分 ~20時00分
 チケット: 1,500円(前売り) 2,000円(当日)

★パフォーマンス/Performance 
2023年11月18日(土) 17時00分 ~18時00分
 チケット: 3,000円(前売り) 3,500円(当日)

舞踊譜を題材とした、音楽とダンスペインティングのコラボレーションパフォーマンス。
ダンスペインティング:Ree
作曲・演奏:石川潤
両日通しチケット:4000円
ご予約 : https://forms.gle/NCiZ9GjiTPk6vjhV7

 

★Rehearsal  
Friday,November 10,2023 19:00~20:00
 Ticket: 1,500yen(ADV) 2,000yen(DOOR)

★Performance  
Saturday,November 18,2023 17:00~18:00
 Ticket: 3,000yen(ADV) 3,500yen(DOOR)

 Through ticket: 4,000yen

Reservation : https://forms.gle/NCiZ9GjiTPk6vjhV7

 

Etude / 画用紙、墨、トゥシューズ /2m×2m / 2023

 

 

この作品は、舞踊譜を題材とした、音楽とダンスペインティングのコラボレーション作品となります。
舞踊譜とは、まだ映像技術が発達していない時代に、舞踊の動きを紙面に記号を用いて記録したものです。
舞踊にとって欠かせない音楽は、楽譜を用いて演奏されます。現代音楽の作曲では、図形楽譜と呼ばれる、五線譜とは異なる様々な図形やテキストを用いた楽譜が使われることがあります。
またダンスペインティングでは、片足や体幹を軸に足や腕を回す動きが多く、この動きを描線で表すと、同じ大きさの弧を繰り返し描くことができ、幾何学模様を構成することができます。
これらの舞踊譜と図形楽譜の手法を参考に、身体が描き出す幾何学模様を楽譜に対応させ、踊りから譜面を作り出す、まさに"反"舞踊譜ともいえるような絵画を、パフォーマンスによって完成させたいと思います。

This artwork is a fusion music  and DancePainting,  based on dance notation.
Dance notation is the recording of dance movements on paper using symbols in an era when video technology was not yet developed.
Music is indispensable for the performance which is done with the guidance of musical score.  
In the composition of contemporary music, there are cases in which graphic notation drawn using free figures and text, is used.
To construct contemporary music, sometime people uses graphic notation drawn using free figures and text.
In DancePainting, there are many movements where one will rotate their arms and legs as well as their core.
It can draw geometric patterns.
In this work, I would like to use the technique of graphic notation to match the geometric patterns drawn by the body with the score, and complete the score drawn on the canvas, a painting that can be said to be a modern version of the dance notation.

 

作家略歴

理咲子 (リー リサコ) / Ree /Jun Ishikawa 

Ree 理咲子 Official Website
石川潤 Official Website

⚫︎ 理咲子 (リー リサコ)

幼少の頃、バレエ、絵画、ピアノを習う。
バレエダンサーとして活動後、ステージクリエーターを経て舞台監督助手を務めるうちに「踊っていると足元に色彩が広がる」というイメージが思い浮かぶようになる。
コンテンポラリーダンサー、アーティストとして活動を始め、次第に、トゥシューズ等で踊りながら絵を描く「ダンスペインティング」を確立する。
絵の具を撒いたキャンバス上で踊り、足や手を使って絵を描くことで、一枚の絵画を完成させるパフォーマンスである。
ダンスペインターかつパフォーマーとして、国内外のアートイベントや企業イベント、映像作品、舞台等へ出演し、ワークショップを行っている。
またインテリアやファッション雑貨への筆描きの作品の制作も行う。
近年ではセラピストとしても活動。
人間の心と身体、生命への探究を深めている。

受賞
動物愛護イベント「Festa Scramble by R99」外務大臣賞
Ree理咲子主演長編映像作品「私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・」最優秀長編映画賞(イタリア/トルコ/スペイン/アルゼンチン/フランス映画祭)

メディア
「Design Code」(テレビ朝日)
「眉村ちあきのアーティストと遊ぼう」(名古屋テレビ)
「橋本マナミのはいすぺ女子」(フジテレビ)

⚫︎石川潤(いしかわじゅん)

1991年生。5歳で作曲を始める。
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。「わかりやすさ」と「新しさ」の境目について考えながらジャンルにとらわれないネオクラシカルな作風で作曲活動をしている。委嘱初演や企画公演を行う他、CM音楽や映画音楽、ギャラリー音楽等様々な楽曲提供を行なっている。
2014年 NHK Eテレにて「schola スコラ 坂本龍一 音楽の教室」のワークショップ「20世紀の音楽」に生徒役で出演。
2017年 チェリスト山澤慧氏のリサイタル『マインドツリー2017「全曲初演」』現代音楽作品「My Precious」公募選出、初演。
2018年 ロバート秋山「クリエイターズ・ファイル珈琲店」CM楽曲及びに珈琲店BGMのジャズアレンジ。ASAR 国際馬頭琴アンサンブルの委嘱作品「紫の追憶」初演。
2020年 加藤卓哉映画「完全なる飼育 etude」の音楽を担当。
2021年 リム・カーウェイ監督映画「いつか、どこかで」音楽を担当。マジカルラブリー野田クリスタル氏によるゲーム「スーパー野田ゲーParty」に楽曲提供。
2021年度カワイサウンド財団主催:ピアノとジャンルを超えたコラボ全国コンクールにて、自作「Oriental Rhapsody」で第一位を受賞。
2022年 「伊藤万桜 ヴァイオリン・リサイタル」にて「デジタルアートのためのソノリティ」を委嘱初演。サイコミより連載された輪立さく『リプライズ 2周目のピアニスト』にて拙作が掲載。また、世界各国で受賞している北尾和弥監督映画『私はどこから来たのか、何者なのか、 どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』の音源制作にも携わっている。

⚫︎Ree

Ree is a Dance Painter.
She can dance and paint using pointe shoes.
She started this performance from her imagination of the colors spreading while dancing.
She performed it at many art and company events in Japan and overseas.
She also performs on-stage and in videos.

Awards
“The Foreign Minister’s Award”, animal protection event, Shibuya Stream, Japan
“Best Feature Film”, a movie titled “Where did I come from? Who am I? Where will I go to? And you are … ” starring Ree, Rome Prisma Independent Film Awards, Italy / GOLDEN WHEAT AWARDS, Turkey / Madrid Art Film Festival, Spain / Logcinema Art Firms, Argentina / Silkroad Art film Awards, French

Media
“High-spec women by Manami Hashimoto”, TV show, Japan
“Let’s play with artists by Chiaki Mayumura”, TV show, Japan
“Design Code”, TV show, Japan

⚫︎Jun Ishikawa

Born in 1991, he began composing at the age of five.
Graduated from Tokyo University of the Arts, Faculty of Music, Department of Composition. With an emphasis on melody, he composes in a variety of styles from contemporary music to pop music. In addition to commissioned premieres and planned performances, he has provided music for various commercials, films, and galleries.
In 2014, he appeared as a student in the workshop "Music of the 20th Century" of "schola schola Sakamoto Ryuichi Music Classroom" on NHK E-television.
2018 Robert Akiyama "Creator's File Coffee Shop" commercial music and jazz arrangement for coffee shop background music.
2020: Music for Takuya Kato's film "Perfect Breeding etude".


下重佳世 個展

KAYO SHIMOJU Solo Exhibition

 

ご来場の際には開催日時等ご確認いただき、直近の情報につきましては、予定されている情報が変更になる可能性もありますので、当ギャラリーのSNSをご覧ください。

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2023年10月7日(土)-10月29日(日) 12:00-19:00 水曜休廊
October 7 - October 29, 2023 12:00-19:00 closed on Wednesday

 

下重佳世個展_展示画像

まっぱすあ / キャンバスにアクリル・鉛筆 / 27.3×27.3cm / 2023

 

 

2年ぶりの個展は大作を中心に新作で構成。
入れ替わりたち変わる「層」を意識した画面は、目では確認出来ないやり取りを可視化する、
独自のシステムを元に、作家自身のフィルターを通して画面に立ち現れる。

絵画の制作と同時に、2006年頃より美術とコミュニケーションを通じて、
届き難い・可視化され難い、場・立場の人々へワークショップを行い
コミットする事で、知り、問いかけを続ける。
2017年より「MijiN ○△□」のユニットとして活動

 

 

作家略歴

下重 佳世 / KAYO SHIMOJU

◆2000年以後主な個展◆
2000: トーキョーワンダーウォール
2002: 23GALLERYbr />     トーキョーワンダーサイト
    セゾンアートプログラム
    GALLERY A,P,J
2003: GALLERY覚
2009: Gallery CHACO
2021: ART TRACE Gallery

◆2000年以後主なグループ展◆
2001: ワンダーウォール賞フォローアップ展 東京都庁
2002: 代官山アートフェア アートフロントギャラリー
2003:「絵をかく人々の集い」展(GALLERYかれん)2015年まで毎年開催
2004: トーキョーワンダーウォールの作家たち 東京都現代美術館
     Sの心象評論NO4  レビューに載ったアーティストたち
2009: つえ・ささえるデザイン OZONEプラザ
2019: KAREN゛S COOKIES
2022:「Introduction ー 作家がつくるギャラリー ー」ART TRACE Gallery
    「作家をつくるものたち」ART TRACE Gallery

◆2000年以降その他の活動◆
2008: のぼりとまちなかアートプロジェクト#3(運営スタッフ)
2009: 国立アートプロジェクト
2010: “gift~地図にとけた物語”
2011: 第6回新池袋モンパルナス回遊美術館
2017: とびらプロジェクト参加(2020年3月迄)
2023: アートコってなんだ?

◆MijiN ○△□活動◆
2018: TURNフェス4 DOORラボ有志参加
2019: ウェルフェス2019 多摩区まちづくり協議会と協働
2022: Art Table キング軸 BankART Station
2023: 手しゃべりテーブル@生田緑地



島田佳樹 田中綾子「Of course I still...you.」

Yoshiki Shimada  Ayako Tanaka exhibition "Of course I still...you."

 

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2023年9月11日(月)-9月30日(土) 12:00-19:00
休廊日なし

※会期中のイベントにつきましては作家WEBサイト、もしくは作家SNSをご覧ください。
https://www.facebook.com/simadayosiki
https://www.instagram.com/tanaka_ayako0727

September 11 - September 30, 2023 12:00-19:00
Open everyday

 

 

 

目覚めると、硬く冷たいアスファルトの上に横たわっていた。頭が痛い。

のそりと起き上がる。

近くにある街灯が静まり返った道路を静かに照らしている。

昨日はヤケになって馴染みの中華料理屋でひたすら食べて飲み、二件ハシゴしたところまでは覚えているが、そのあとどうやってここに来たのか定かでない。

スマホを取り出すと一緒にバラ銭が出てきた。昨日の釣りだろう。

マップアプリを確認すると中華料理屋から家までのちょうど真ん中にいるらしい。

時刻を見れば当に終電は過ぎ、道はタクシーも通らない寂しい通りだ。

諦めて歩くことにする。

それもこれも全部あいつが悪い。あんな形での別れはとても望んだものではない。大体…

マップアプリの表示する最短ルートで歩き始めるのとおなじくして、昨日の出来事が頭をぐるぐると掻き回す。

 

考えても仕方ない。

少し乾いた鼻腔の中に吐瀉物の匂いが充満している。この匂いを感じるたびもう2度と飲むものかと思うのだが、数日もすればまた忘れて痛飲するのだ、愚かとは思いつつも止めれないあたりタチの悪い悪癖なのだろう。これは、ある種の緩やかな自殺なのかも知れない。

 

しかし、あいつは何故あんな思い切った行動をとったのか。そういうタイプでもなかったように感じていたが、人間などというものは外から観測するだけでは中まで分からないもので、あんなにも長いこと付き合いがあったが、所詮他者の内面など分からない。

確かに人並みに色々と苦労はあったのだろうが、いつも飄々とあっけらかんと自立しているようだった。が、その心は不安定きわまりないものだったのかもしれぬ。

人は心に拠り所となるものをたくさん持つが、こうして歩く私の拠り所もぐらぐらとしていて、そのぐらついた地面を両の足で確実に踏み締め、歩き続けていることでギリギリ地面との垂直関係を保っているのかも知れない。

と、足がもつれて転ぶ。

思わずついた手のひらが痛い。あーこれ血が出てんな。

街灯の灯りに手をかざすと、大きな赤黒い染みができている。さりとて止血できるものも持ち合わせておらず、間に合わせとして手を頭上にあげ、手首を軽く抑えたまま再び歩き出す。酔いのためか痛みは感じない。

 

信号で歩みを止めると、向こう側の街灯の真下に座っている人が見えた。この時間帯だ、恐らく僕と同じく酔っ払いだろう。よくよく見れば上等なスーツを着ている。そいつは天を仰いで大きな声をあげる。

「あーー!!!!死にたくねえ!!!!!」

 

関わりたくはないがマップアプリはこの道を渡れという。

そっと渡るか。信号が青になる。横断歩道を手を挙げて渡る。通る車もないのだが。

 

街灯の光の外側で、件のスーツとすれ違うが僕のことなど目もくれない様子でひたすらにワーワー叫んでいる。

通りすぎ、数歩歩くと叫び声が急に止んだ。

 

後ろを見ればそいつは静かに横たわっている。

いつのまに脱いだのか、スーツとシャツは体の端ににもつれてぐしゃぐしゃの塊となり、体のフォルムと合わさって異様なシルエットの塊になっていた。

 

手を挙げたまま一瞥して少し笑う。

 

俺も似たようなものか。というかあいつは今頃こうなっているかもしれん。

 

ふたたび歩き出す。

家まであと三分の一といったところか。まだ血は止まりそうにない。

途中の自販機で水でも買って行こう。

家は川を渡った先にある。向こうに行けば、またあいつに会えるかもしれない。それに多少は賑やかだろう。

 

作家略歴

 島田佳樹 / Yoshiki Shimada

https://www.facebook.com/simadayosiki
https://instagram.com/simada225?igshid=MmIzYWVlNDQ5Yg==

1994埼玉県生まれ
2017東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2019東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

展覧会

個展
2021まだ暗い途を歩きながら、こう考えた。 GALERIE SOL
2020すべて、太陽のせいです。 GALERIE SOL

主な展覧会
2022 Introduction ART TRACE Gallery
2022 作家を作るものたち ART TRACE Gallery
2022  捨てる神あれば拾う神あり 展 長野県辰野町トビチ美術館
2022 今日も、ただ ひたすらに。 GALERIE SOL小展示室
2021 GALLERY shop SUPREME -立体2021-  GALERIE SOL
2020 極小同大 Little Big Things 石粒藝術
2022 三越×藝大 夏の芸術祭2020 日本橋三越本店
2022 もう真っ直ぐ立っていられない 東京インディペンデント
2019 平成30年度 東京藝術大学卒業・修了作品展 東京藝術大学彫刻棟
2022 GALLERY shop SUPREME -立体2019- GALERIE SOL
2022 彫刻の五・七・五 沖縄県立芸術大学
2022 第十回国際シューズ ボックス スカルプチャー展 国立台湾芸術大学
2018 みんな奴隷に厳しい Gallery美の舎
2022 素材に問う GALERIE SOL
2017 芸大・茨大・筑波大卒業・修了制作選抜作品展 東海村ステーションギャラリー
2022 彫刻の五・七・五 女子美術大学付属美術館
2022 彫刻科二人展 ARAKAWA1-1-1ギャラリー
2022 東海さるくアーティストインレジデンス 宮崎県延岡市

受賞歴
2019 岩国ビエンナーレ2019 錦の宴優秀賞
2017 東京都知事賞
2021 第12回全国公募西脇市サムホール大賞展入賞

受注制作
2017 東京都港区美喜井稲荷神社

制作協力
2018 北川原温退任展「太陽と月と地球と人がつくる円錐形の闇」

 

田中綾子 / Ayako Tanaka

https://www.instagram.com/tanaka_ayako0727

1993 大阪府生まれ
2019 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
2021 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了

主な展示歴

2023 個展「やすらかに歩いて」 garelieH / 東京
2022 「SHIBUYA ART AWARDS 入選作品」展 ヒルサイドテラス アネックスA棟/東京
2022 個展「今日」 garelieH / 東京
2022 「grid」biscuit gallery /東京
2022 「作家をつくるものたち」 ART TRACE GALLERY /東京
2022 「Introduction -作家が作るギャラリー-」 ART TRACE GALLERY /東京
2021 「three」 biscuit gallery /東京
2022 個展「知らない渚」 garelieH /東京
2022 「旅/ここではないどこかへ」  藝大アートプラザ/東京
2022 「第69回 東京藝術大学卒業・修了作品展」  東京藝術大学構内/東京 
2020 「Little Big Things-National Shoebox Sculpture Exhibition」  赤粒藝術/台北
2022 「記憶の交換 武蔵安里・田中綾子 2 人展」  gallery fu /神奈川 
2019 「gift + Green Box」  gallery fu /神奈川
2022 「第10回 国際シューズボックススカルプチャー」  国立台湾芸術大学/台湾
2022 「星に願いを」  gallery fu / 神奈川
2022 「IAG AWARDS 2019 EXHIBITION」 東京芸術劇場/東京
2022 「平成の聖母子像」 gallery fu / 神奈川
2022 「Living に飾りたい 1 枚の絵・Bedroom に飾りたい 1 枚の絵」 gallery fu /神奈川
2022 「東京藝術大学卒業・修了作品展」 東京都美術館/東京 
2018 「gift + Green Box」 gallery fu / 神奈川
2022 「ブルースカイ・ホール」 gallery fu / 神奈川 

受賞歴
2022 SHIBUYA ART AWARDS 2022入選
2021 台東区長奨励賞受賞
2019 IAG AWARDS 2019 入選 平山郁夫賞受賞
2018 三菱商事アート・ゲート・プログラム第 39 回入選 
2017 藝大アーツイン丸の内 GAM 賞受賞 



諸岡 亜侑未「呼吸する窓」

Ayumi Morooka exhibition "Breathing Window"

 

ご来場の際には開催日時等ご確認いただき、直近の情報につきましては、予定されている情報が変更になる可能性もありますので、当ギャラリーのSNSをご覧ください。

twitter   https://twitter.com/ARTTRACEGallery
facebook  https://www.facebook.com/ArtTraceGallery
instagram https://www.instagram.com/art_trace_gallery/

 

2023年8月1日(火)-8月31日(木) 12:00-19:00
※8月12日(土)〜8月19日(土)まで夏季休業

※会期中のイベントにつきましては作家WEBサイト、もしくは作家SNSをご覧ください。
https://moro-oka.jimdofree.com/
https://www.instagram.com/mor0_0ka/

August 1 - August 31, 2023 12:00-19:00
*Summer Vacation: August 12 - 19

 

諸岡 亜侑未「呼吸する窓 」

 

 

箱庭を始めた時、それは自分の内側へのフィールドワークなのだという認識でいた。自分の内側にある風景を可視化するための庭だと思っていた。だけど、わたしはそこで外の世界に触れた。人と関わることを知った。その小さな庭は、わたしのものであり、あなたのものでもあった。
わたしたちの小さな庭は枠で囲まれている。枠、または壁、というものについて考える。それはわたしとあなたが安全に関わるために必要な境界だ。でもそれが断絶のための壁になってしまわないよう、わたしは窓をとりつけることにした。窓から、外が見える。窓から、内が見える。窓を開けると風が吹きこむ。内と外の空気をかきまぜるみたいに。そうしてわたしは深呼吸をする。世界との関わり方をまたひとつ覚えた。

 

 

作家略歴

諸岡 亜侑未 / Ayumi Morooka

https://moro-oka.jimdofree.com/
https://www.instagram.com/mor0_0ka/

1991 大阪府生まれ
2015 東京芸術大学 美術学部 彫刻科卒業
2017 東京芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻 修士課程 修了
2017~2021 東京藝術大学 美術学部 共通工房 教育研究助手

|展覧会
2012 個展「universe 諸岡亜侑未展」conflictable cube
2013 「内側の断面」ギャラリーKINGYO
2015 平成藝術賞 受賞作家展「未来の大芸術家たち」平成記念美術館ギャラリー
2016 台湾藝術大学vs東京藝術大学 石彫共催展「Stone Road in Taipei」赤粒藝術ギャラリー
2018 池袋アートギャザリング公募展「IAG AWARDS 2018」東京芸術劇場ギャラリー
   「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2018」日本橋三越本店
2019 個展「Where am I ?」ギャラリーなつか
2020 個展「Dig up and Build」ART TRACE Gallery
    箱庭プロジェクト 活動報告展「誰でもない庭」Sheep Studio
2021 「蜜IX<ミックス> 取手校地 工房スタッフによる、創造の思索展」藝大アートプラザ
2022 「Introduction ー 作家がつくるギャラリー ー」ART TRACE Gallery
2022 「作家をつくるものたち」ART TRACE Gallery
2022 「Memento Mori 〜死を想え、今を生きよ〜」藝大アートプラザ

|受賞歴
2015 サロン・ド・プランタン賞 受賞
    平成藝術賞 受賞
2018 池袋アートギャザリング公募展 入選

|その他
2018~ 箱庭プロジェクト